花に助けられる part2
こんにちは。radiceです。
昨日の続きです。
もう10年くらい前の話です。
その時はイギリスの田舎に住んでいて、
ひな祭りの前日
ダンナから出張者連れて家に行くから
なんか食べるもの用意しといて。
と夜11時ごろ連絡がありました。
あわてて準備して、なんとか食べてもらい
片付け終わって寝たのが2時過ぎでした。
2階で寝てたんですが、
たぶん明け方に下でなにか
カシャーンって音がして、
あ、片付けた食器が倒れたかな?
と思ったけど眠くて
そのまま寝てしまってました。
ひな祭りの朝、起きて下に降りると
カーテンが風で、フワーっと動いてて
あれ?ダンナが、窓開けたのかな。
でもなんか気持ち悪いな。と思い
またすぐに2階に上がり
ダンナに、ねえ、窓開けた?と聞くと
ガバッと起きて、カバンは?と
聞かれました。一瞬何を寝ぼけてるの?
と思ったけれど、すぐに理解して
あわてて下に降りると
私のバッグとダンナのカバンが
キレイになくなっていました。
どこも荒らされてないんです。
ただカバンだけが消えてました。
わたしのバッグは財布と手帳くらいしか
入っていなかったけれど
ダンナのカバンには財布はもちろん
手帳もパスポートも、
そして気に入って手帳にはさんでいた
娘の写真も入ってました。
あの写真だけは返して欲しいなあ。と
ダンナはガックリして言ってました。
人から泥棒に入られた。と聞くと、
モノやお金が盗まれて大変だなあ。
と思っていましたが、
実際に自分が経験すると、
もちろんそれもショックなのですが
そんな事はどちらかといえば二の次で
いつから狙われてたんだろう?
いつどこから見られてた?
また来たらどうしよう?
という恐怖の方が大きかったです。
家にいるのも怖いし、
外出したらしたで、全員自分を
見てるようで、そして全員犯人に見えて
怖くて仕方なかったです。
そんな時、いつもニコニコ挨拶してくれる
近所の奥さんが、元気出してね。と
チューリップの花束を持って
きてくれたんです。
それを見た途端にキューっと緊張してた
気持ちがフッとほぐれて
涙が止まらなくなりました。
今思い出してもあかん(T_T)
少しでもなにか食べないとダメだよ。
ひな祭りだしね。と友達がちらし寿司と
とりあえず困るだろうから。
と、限度額いっぱいお金をおろして
持ってきてくれたり、
車のキーも盗まれてるから
ここに車を置いてたらダメだよ。
と車を預かってくれたり、、、
私が逆の立場なら気づかないことばかりで
本当に友達には助けてもらいました。
わたしは嫌なことは結構すぐに
忘れてしまうので、
嫌な記憶は薄くなりましたが、
ひな祭りが来ると、その友達の優しさと
チューリップを持ってきてくれた
奥さんの事は思い出します。
泥棒に入られた家にチューリップを
持って行く。っていう発想も
当時の私には全くなかったけれど、
それでこんなに癒されるって
身をもって体験したので
やっぱり花のチカラってすごいな。
と思うのです。
あー、また長くなりました。
とにかくお花にズーンと沈んでいた
気持ちをグーンと持ち上げてもらった。
という話でした。
明日はいよいようちで初レッスンです。
仕入れに行くのに朝寝坊したら大変なので
今日は早く寝ようと思います。
明日のレッスン、
楽しんでもらえますように!!
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